右肩に白い毛が一本生えた。とみーです!
今回は、ドングリを拾って森を保全するプロジェクトについてご紹介します!
このプロジェクトを手掛けているのは、株式会社ソマノベース(本社:和歌山県田辺市/代表取締役:奥川季花26歳 以下、当社)。
山林活用支援事業、木材製品プロデュース事業、木育事業などを自然環境保全、林業に貢献する事業を展開している林業ベンチャー企業です。
そんな当社が始めたのが熊野の森を守るプロジェクト「三度(たびたび)」。
これどんなプロジェクトかと言いますと、
道に「ドングリ回収ボックス」なるものを設置して、観光客や地域の人々が拾ったドングリを集め、そこから生まれた苗木を植林し森林をつくるというものです。
この取り組みがすごく良い循環をもたらしてるんです!(^^)/
プロジェクトの概要
世界遺産である熊野古道。
この道沿いにドングリ回収ボックスを3か所に設置し、熊野の地を訪れる方に観光しながらドングリを拾ってもらい、回収するというものです。
集められたドングリは当社で選別を行い、後に苗木として熊野地域に植林されます。
回収ボックスは縦35センチ、横25センチ、奥行き18センチ。
ケヤキ、スギ、ヒノキ、クリ、タモ、ブナの6種類の市内産木材を組み合わせて作られているようです。
目的
異常気象や相次ぐ災害で、環境問題に関心が高まる昨今、森林の役割が注目されています。
ソマノベースは「土砂災害による人的被害をゼロにする」というビジョンを掲げており、木を伐採した後の「植林(再造林)」を行うことで、土砂災害を防ごうとしているんです。
熊野地域の住民・事業者・熊野古道等を訪れる観光客・都市部の企業・都市部の若者など多くの人を巻き込み、関係人口を増やし、自分事として皆で熊野の森を保全すること。
これが当プロジェクトの目的とされています。
より多くの個人、組織に森林に関わってもらい、災害対策に繋がる植林を行っていきたいという想いから生まれたプロジェクトなのです!
ここがおもしろい!
このプロジェクトで僕がおもしろいなと思ったところは、
「観光客が無理なく楽しんで森林づくりに参加し、貢献できる」という点です。
このプロジェクトにはもちろん強制力はなく、観光客からすればドングリは散策を楽しくする行為の一つとなります。
熊野を訪れた人が、楽しみながらその地域の自然環境保全に貢献できる。
これほど良い循環はないなと思います。
結果として、このプロジェクトで集まったドングリは1カ月半で5千個以上。
これからさらに3カ所に回収ボックスを設置し、協力の輪を広めようとしています。
結びの言葉
いかがでしたでしょうか。
僕のように林業をしているとドングリはそれはもうたくさん山に落ちてます。
ただ山を下りますと公園などの決まった場所にしかありません。
それを考えるとドングリって貴重なものなのだなとしみじみ感じます。
また今回のプロジェクトは、人を巻き込む方法としてかなり良いなと思いました!
取り組む側としても楽しむ気持ちが生まれます。
僕の職場でもドングリを持ち帰り、苗木を自家栽培している方がいます。
しかしなかなか難しいとのことです。
このプロジェクトでももっと多くのドングリが必要になるかと思います。
今後の成果にかなり興味が湧いている僕です。
そしてこれは林業従事者はかなり力になれるのではとも思いました。
苗木業者さんと協力できる道を模索してもいいのかもしれないですね(‘Д’)
以上、参考になれば嬉しいです。
今回も覗いていただきありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・ドングリゴロゴロ5千個集まる 林業会社の森保全プロジェクト|ニュースサイトAGARA
・世界遺産で観光客がどんぐりを拾う!?熊野の森を守るプロジェクト「三度(たびたび)」を20代の若者らがスタート|PR TIMES
コメント