【スマート林業とは】ICT等先端技術で生産性・作業効率を上げる林業スタイル

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スマート林業林業ニュース
とみー
とみー

こんにちはーとみーです!

今回のテーマは、『スマート林業』ついてです。

まず皆さんの中で、林業のイメージはどんなものでしょうか?

重たいチェーンソーを担いで森の中へ自分の足で歩いて向かい、木をバッタバッタをひたすら切り倒し、危険と隣り合わせ。

まさに身体あってこその体育会系業界といったところでしょうか。

とみー
とみー

あってる部分もあります・・・

ですが今、ITの技術が加わり、林業の現場スタッフの負荷軽減、また生産性・作業効率の向上の仕組みができているんです。

今回はそんなスマート林業内容と実例についてお話しします!

今回の記事で分かること
  • スマート林業が注目される理由・背景
  • スマート林業の具体的な技術
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スマート林業

スマート林業とは

まずスマート林業とは何なのか。

スマート林業とは

地理空間情報やICT等の先端技術を駆使し、生産性や安全性の飛躍的な向上、需要に応じた高度な木材生産を可能とする施業スタイルのこと。

地理空間情報やインターネットを活用したコミュニケーション(ICT)などの最先端技術を林業に活用することで、林業従事者の減少や高齢化の問題を解消するための手法として注目されています。

また生産性と安全性の向上にも寄与すると期待されているんです。

ちなみに、スマート林業の『スマート(smart)』『賢い』という意味です。

とみー
とみー

我々が肌身離さず持っているスマートフォンの『スマート』と同じ意味であります!

スマート林業が注目される理由

ではなぜこのスマート林業が注目され始めたのでしょうか。

主な理由として、

  1. 林業従事者の高齢化・人手不足を解消したい
  2. 情報管理の効率化を図りたい

上記2点があるといわれています。

順番に背景を見てみましょう!

①林業従事者の高齢化・人手不足

森と人

林業業界は高齢化の影響により従事者の人数が減少し続けている状況です。

また近年では20代、30代の若手の就労者も増加傾向ではありますが、まだまだかつての活気があった時代の就労人数には遠く及ばず、人手不足が課題であり続けています。

この問題を解決するためには、安全かつ幅広い人材を育成・確保できるような環境を用意する必要があります。

そのためにはスマート林業の導入は必須になってくるんです。

スマート林業の浸透は安全性の向上・幅広い人材の獲得につながり、人材不足の解消に寄与する。

具体的な手法については後述しますね!

とみー
とみー

具体的な手法については後述しますね!

②情報管理の効率化

航空写真

2つ目は『情報管理の効率化』です。

我々の仕事場である森林の面積はかなり広大です。

それを従来の手法では人の足で情報収集したり、人の話をあてにしたりと、状況把握にかなりの時間と労力を費やしていました。

そんな状況を打開すべく、スマート林業では『ドローン』に期待が寄せられています。

空中写真などの情報をもとに可視化されることで、森林情報の正確な把握、それに伴う適正な作業内容の検討・人員配置が行えるようになったんです!

ドローンなどを活用し、正確な情報収集を行い適正な人員配置で生産性を向上させたい。

とみー
とみー

正しい情報により、業務の能率・効率を向上させるというわけです!

林業へのドローン活用事例に関しては以下の記事をご確認ください。

スマート林業の具体的な技術

ではスマート林業とは具体的な技術についてお話していきます。

おもに以下の4つがあげられます。

スマート林業の技術
  1. 航空レーザー計測
  2. ドローンの活用
  3. 地理情報システム(GIS)
  4. クラウド管理

①航空レーザー計測

航空レーザー計測とは

航空機に搭載したレーザ測距装置を使用して地表を水平方向の座標(x,y)、高さ(z)の三次元で計測する方法です。

航空機から発せられるのレーザー反射を利用して、山の起伏などの地形、そこに生えている樹木などの情報を得ることができます!

②ドローンの活用

ドローンには大きく分けて2つの活用法があります。

ドローンの役割
  1. 画像撮影
  2. 運搬

1つ目は『画像撮影』です。

ドローンにカメラを装着することで上空から山や森林の画像データを取得することができます。

これにより森林の全体像を可視化することに大きく貢献するんです。

2つ目は『運搬』です。

林業には造林業務という木を植える作業があります。

その際に植える『苗木』が地味に重いんです。

距離が遠ければ遠いほど、かなりの労力と時間を費やします。

そこで人の代わりにドローンに持って行ってもらうというわけです。

とみー
とみー

今やドローンは苗木も宅配してくれるんですよ!すごい時代です!

③地理情報システム(GIS:Geographic Information System)

レーザー計測やドローンから得られる様々な森林の地理情報データを森林の地図上で可視化することができる技術です。

④クラウド管理

上記の様々なデータのほか、森林計画など森林に関わる情報クラウド上で管理し、林業関係者間で共有できるようにします。

林業は様々な組織が一体となって取り組む事業です。

情報の共有をよりスムーズにかつスピーディに行えるような環境作りもスマート林業の一環です。

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実例のご紹介(ドローン)

ドローン

林野庁のホームページにて確認できるのですが、ドローンを使用した苗木運搬の活用実例を見ることができます。

ドローン活用事例の確認はこちらをチェック>>『ドローン活用事例 林野庁

運搬可能重量・飛行可能時間・オペレータの人数など異なるドローンが使用されておりますが、どれも2~3時間で数千本もの苗木を運搬できるとのこと!

現場職員は植え付ける場所に重い苗木を持つことなく、身一つ向かうだけでいいので非常に助かります。

とみー
とみー

苗木って本当に重いんですよ!ありがたや!

ドローンに関するより詳細な仕事内容に関しては、以下の記事をご確認ください。

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結びの言葉

森林風景

林業はきつい・汚い・危険の3K産業と言われることがあります。

正直、これらの要素を0にすることはできないと思います(^^;)

そのようなイメージをなんとか少しでも解消するべく、ICT技術を導入することが検討されているんです。

そして多くの方が林業に振り向いてくれて、新たな担い手となってくれるように技術革新されていることが今回調べていてよく分かりました。

人間には新しい技術や制度などを導入することに対して時に苦手意識を持つことがあります。

ですが一度止まって現状を見つめなおし、多くのことが今以上に改善されている未来を創造することも必要だとも思いました。

林業を志す同志、増えたらいいなあ。

以上、参考になればうれしいです!

どうもありがとうございましたー(^^)/

とみー

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