【アグロフォレストリーとは】「森林と畑の共生」という農業スタイル

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林業ニュース
とみー
とみー

どうもとみーです!

さて今回のテーマは、『アグロフォレストリー』についてです。

皆さんはこの言葉ご存じですか?

先日西東京の個人宅の竹の伐採現場を担当し、施主様より差し入れでいただいた明治のチョコレートにこの言葉が書いてあったんです。

生粋のチョコレート好きの僕は、最初このパッケージを深く見ることなく速食い。

その後施主さんからこの言葉にひかれて購入したというお話を聞き、無心で食べた自分がとても恥ずかしく、情けなく思えました。

その後よく調べたところ、とても重要なことであり感銘を受けました!

今日は皆さんにも知っていただきたく思い、私とみーは、

チョコレートを食べながら投稿したいと思います!

どうぞよろしくお願い致します(^^)/

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アグロフォレストリーとは

この言葉は、アグリカルチャー(農業)フォレストリー(林業)の造語です。

日本語では、農林複合経営、混農林業、森林農業ともいわれおり、森をつくる農業形態と言えます。

この手法は1970年代にカナダ国際研究センターの林学者ベネさんという方が主体となって生まれたものです。

アグロフォレストリーの方法

従来の農業の手法では農地の確保のために木を無くし、そこに農作物を植えるというものでした。

これでは森林は切り開かれ、どんどん木がなくなってしまい、当然生態系・自然環境に良くない事態を招きます。

そこでアグロフォレストリーは、木を植えつつ、並行して木と木の間に農作物を栽培することで、森林を再生させながら収穫をするというサスティナブルな農業形態が実現できるのです!

ブラジルのアマゾン地帯を例に挙げますね。

アグロフォレストリー

まずコショウの苗の列を作ります。

その苗の列の間にカカオの苗を植えていきます。

カカオの成長には40%の日影が必要とされており、成長の早いバナナの葉が日光を遮り、強い雨や風からカカオも守る役割を果たします。

そしてバナナとカカオの列の間にはタペレバー、アサイーヤシ、大木に成長するマホガニーなどを植えていきます。

約3年後、順調に共育ちすることでバナナ以外の作物が実をつけ始め、マホガニーなどの樹木もぐんぐん背丈を伸ばしていきます。

約7年後コショウやバナナなどは枯れてしまいますが、樹木はどんどん成長。

約15年後にはアグロフォレストリーの農場は大木の下にカカオなどの果実が育つ

森のような畑になっているというわけです。

大径木となった樹木は木材として収穫もされます(^^)/

アグロフォレストリーのメリット

アグロフォレストリーのメリットとして、「収益性」「環境保護」の二面があると思います。

まず「収益性」に関してです。

アグロフォレストリーでは単一耕作ではなく多品目を同時に栽培することができます。

万が一ある作物が病気になり、収穫が難しくなっても、他の作物があるため収益をあげ続けることができます。

「環境保護」に関してです。

森林をつくることで動植物たちの住処を提供し生態系を生み出すことができます。

また森林の二酸化炭素の吸収能力により、地球温暖化などの環境改善にもつながります。

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結びの言葉

農場

アグロフォレストリーは南米の国では多く取り組まれていますが、世界的にはまだまだこれからといったところです。

今回の株式会社明治さんのチョコレートでこの言葉の意味を考えさせられましたが、身近なものに地球環境に関して考えるきっかけは実はたくさんあるんだと僕は思います。

SDGsがよく話題になる昨今ですし、今回のような背景を知ることでものを買ったり使ったりするのはいかがでしょう。

それは思い入れのあるものになるでしょうし、大切にしますよね。

今回、考えるきっかけを与えてくださった西東京の施主さん、株式会社明治さんに感謝の意を表し、明治チョコレートをこれからもたくさん食べたいと思います!(明治の回し者か?)

チョコレート本当においしかったので是非とも皆さんもご賞味あれ!

以上参考になればうれしいです。

どうもありがとうございましたー!(^^)/

とみー

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