【自然観察指導員とは】仕事内容・なる方法について解説!

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自然観察指導員仕事・資格
とみー
とみー

どうもとみーです!

今回は「自然観察指導員」についてお話しします。

その名前からお察しできるかと思いますが、

「自然が大好きな人」「自然の魅力を人に伝えたい人」

などにぴったりの制度だと思います。

つまりは僕です!(笑)

そしてすでに3万人もの方が登録されているのも驚きです。

自然が好きな方は目指してみてはいかがでしょうか?(^^♪

今回の記事で分かること
  • 自然観察指導員とは
  • 活動内容
  • なるための方法
  • どんな人が目指しているのか
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自然観察指導員とは

自然観察指導員
出典:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

自然観察指導員とは、公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J ナックスジェー)という団体が登録認定する制度です。

自然観察指導員とは

「自然観察からはじまる自然保護」を合言葉に、地域に根ざした自然観察会を開き、自然を守るための仲間をつくるボランティアリーダーです。

  • 自然観察会をする
  • たくさんの人に自然の魅力に気づいてもらう
  • 自然を大切にしようと思う仲間を増やす
  • 豊かな自然を次の世代に引き継ぐ

といった自然保護に繋げる活動をしています。

この自然観察指導員という仕事は特別な技能を有することを証明したり、地位や立場を保証するものではありません。

「自然保護のために行動したい」という自発的な意志を”登録する制度”です。

ポイント
  • 自然観察指導員は「職種」ではなく「ボランティア」
  • 資格というよりも「自然保護のために行動したい」という意思表示を登録する制度です

自然観察指導員の歴史

出典:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

遡ること1970年代前半、学校教育で環境教育として認識されていたのは「公害教育」だけでした。

そんな時代に日本自然保護協会は「自然保護教育」の必要性を訴え、独自の教育プログラム作りを目指していました。

金田平氏柴田敏隆氏青柳昌宏氏が中心となり現在の指導員講習会の骨格が作られ、1977年には指導員講習会のテキストとして「自然観察指導員ハンドブック」を発行しました。

これが当時日本で初めての自然保護教育のための教科書となりました。

そのテキストの巻末には、「自然観察指導員認定制度」が掲載され、協会が全国で講習会を開催し、ボランティアの自然観察指導員を養成することが規定されました。

翌年1978年からはじまった自然観察指導員の養成講習会は現在500回以上を数え、受講者は3万人を超えています。

出典:環境省

こんな人が目指しています

自然を愛し、魅力を伝えたいと思う人

ガラスの地球

自然観察指導員を目指す方は、

  • 自然を守りたい
  • 自然の大切さを伝えたい
  • 人と自然のよりよい関係をつくりたい

という思いを持った方々です。

「自然に関する仕事を何年以上経験している」ですとか「動植物に関する知識・資格をすでに有している人」などの条件はありません。

自然環境に関する仕事をしている人

林業女性

登録者の中には、

  • 各地のビジターセンター
  • 国立公園パークレンジャー
  • 環境コンサルタント

など仕事としても自然観察指導員として活動されている方が多くいます。

最近では、

  • 動物園水族館職員
  • 公園管理者
  • 保育士
  • 企業のCSR担当者
  • 観光ガイド
  • ジオパークガイド

などの受講者も増えているようです。

いわゆる自然系の仕事だけでなく、いろいろな仕事で環境についての知識や経験のある人材が求められるようになってきています。

自然や生き物の専門知識がない人でも目指せます!

迷っている人

自然観察指導員を目指すにあたり、生き物の名前を知らなくても、活動経験がなくても、まったく問題ないようです!

講習会では知識や経験を問わず、どんな人にでもわかるように、自然を理解し自然の見方が身につくようなプログラムとなっています。

また専門知識も必須ではありません。

繰り返しになりますが、自然観察指導員に必要なものは、自然を守りたい、自然の大切さを伝えたい、人と自然のよりよい関係をつくりたい、という気持ちです。

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主な活動内容

主な活動は休日などに

  • 地域や職場で自然観察会を開催する
  • 自然の変化を調べる(モニタリング)ボランティアグループなどの活動
  • 小・中学校や自治体主催の観察会の講師

などがあげられます。

詳しくは日本自然保護協会のホームページをチェックしてみてください!

活動内容についてはこちら>>日本自然保護協会ホームページ「主な活動」

自然観察指導員になるには

講習会に参加する

自然観察指導員になるには、公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J ナックスジェー)が開催する自然観察指導員講習会を受講し、登録申請することが必要です。

講習会風景
出典:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

講習会は

  • 18歳以上の参加資格
  • 1泊2日(会場によっては2泊3日)の野外実習と室内講義
  • 全国で年間12回以上

という形で開催されています。

講習会の内容は以下のような感じです。

講習会の内容

〈1日目〉
野外実習「自然観察の視点:森を通して自然のしくみを見にいこう」
室内講義「自然の保護:生物多様性の保全と私たちのくらし」
室内講義「自然の観察:自然観察会と指導員の役割」

〈2日目〉
野外実習「自然観察の素材:こんなテーマで自然を観察しよう」
野外実習「自然観察会の企画:自然観察会の下見から展開を考えよう」
野外実習「自然観察会の開催:実際に自然観察会をやってみよう」

※日本自然保護協会ホームページより

登録された自然観察指導員には緑色の腕章とネームプレートが発行されます。

出典:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

費用について

参加費用は20,000円~35,000円。

この金額には、

参加費用の内訳
  • 受講料保険料
  • テキスト代(2,000円)
  • 初年度登録費(5,000円)
  • 宿泊食費(1泊3食)等

上記の費用が含まれています。

とみー
とみー

参加費は開催回によって異なります。
また開催地までの交通費は自己負担です。

また1年ごとに更新費用が必要となります

費用は会員種別によって異なりますが、多くの場合は

更新費用について

NACS-J会費5,000円 + 指導員継続料1,300円 = 6,300円

上記の費用が必要となります。

これらには、指導員保険代や隔月発行の会報代、1年間のサポート代などが含まれているようです。

申し込み方法

講習会へ応募するには、公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)のホームページにあります

  • 講習会日程一覧にある各回の募集要項ページ内の申し込みフォームを利用する
  • 同ページ内の申し込み先にお手紙またはメールでお申し込みする

上記二点の方法で応募できます!

下に開催日程一覧のリンクを貼っておきますのでこちらからどうぞ(^^)/

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結びの言葉

自然観察指導員
出典:公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

以上、自然観察指導員の概要を説明しました。

自然全体が好きな人にはもってこいの制度だと思います。

基本的にはボランティア活動が中心なので、この活動のみで食べていくということが難しいかもしれません。

ですが、自然やたくさんの人と関わりを持つことで、人生が豊かになり、生業とする仕事にも自然観察指導員から得たものを活かすことができると思います。

正直、僕も取得したい。(笑)

自然に目を向ける時代となっていることを思わせる、そんな制度でした。

以上参考になればうれしいです!

今回もありがとうございましたー(^^)/

とみー

【参考サイト】

公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)

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