【悪天候での林業】安全のために知っておこう!作業を中止する『基準』と『注意点』

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作業中止林業知識
とみー
とみー

へい!とみーです

つい先日ですが、ものっすごい強風が現場を襲ってきたんです!

車の中に落ち葉入ってくるし、落ち葉が葉っぱカッターのように当たると痛いし(最近また流行ってるポケモンにあやかってみましたが、技名が古いw)。

僕の住む群馬県と言えば「上州の空っ風」という言葉で有名で、一年を通じて本当に風が強いんです。

その時は班長の判断によりしばらく車の中で待機し、風がやんだ頃に作業を再開しました。

その時、「林業ではどのような悪天候になったら作業を中止するのか」と気になりました。

自分たちの身を守るため、自然に抗うことなく安全に作業するために必要な知識だと思いましたので、ここで改めて押さえておきたいと思う今日このころ!

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労働安全衛生規則第483条 悪天候時の作業禁止

改訂初版チェーンソー作業の安全ナビ
僕が講習を受けた際に使用したテキスト”改訂初版チェーンソー作業の安全ナビ”
こちらのテキストの15ページに本内容が記載されています。

林業における悪天候時の作業中止に関しては”労働安全衛生規則(安衛則)”という法律ものときちんと基準が決められています。

その法律の中の”第483条”に内容が記されているんです。

悪天候時の作業禁止(安衛則第483条)

事業者は、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、造林等の作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない。

悪天候時の作業

では具体的にどのような天候状況で作業中止になるのか、また悪天候時に取るべき行動などについて確認していきましょう!

”強風” ”大雨” ”大雪” は作業中止

強風

「安衛則第483条”悪天候時の作業禁止”」では以下の状況では作業禁止とされています。

以下の悪天候時は作業禁止
  • 強風:10分間の平均風速が毎秒10m以上
  • 大雨:1回の降雨量が50mm以上
  • 大雪:1回の降雪量が25cm以上

”強風” ”大雨” ”大雪” などの悪天候のための危険が予想されるときは、作業を中止しましょう!

台風、集中豪雨などの後は、道路・通路の決壊、土砂崩れ、倒木等のほか、鉄砲水などの恐れがあるため、注意が必要です!

とみー
とみー

近年の異常気象を勘案すると、上記目安に関わらず、地域の気象警報、注意報を把握し、身の安全を優先して早めに非難することが望ましいとされています。

台風、集中豪雨のあとの注意点

大雨

台風、集中豪雨のあとは、作業地を見回るなどして、危険のないことを確かめて、作業を開始するようにしましょう。

台風などのあとは地盤が緩んでいたり、ぬかるむことで滑りやすくなっていることが多いです。

どのような危険があるのかを作業前に確かめて、共有するようにしましょう!

また鉄砲水、土砂崩れなどに注意しましょう!

落雷時の注意点

落雷

雷が予想されるときは、作業を中止し、車、作業小屋、凹地などの安全な場所へ避難するようにしましょう。

山頂、大木の下、鉄塔の下などは落雷の危険性があります。

雷鳴が聞こえている時には、次の雷は自分の近くに落ちてくる可能性があるので非難する必要があります。

また、退避中には、チェーンソーなどを担いで移動しないようにしましょう!

早く逃げることを心がけましょうね!(;’∀’)

積雪時の注意点

大雪

積雪地帯では、積雪の状態、気温の変化などに留意し、雪崩に注意しましょう。

作業時もそうですが、現場に向かう際も要注意です。

皆さん車のタイヤ・チェーンなど冬支度は大丈夫でしょうか?(`・ω・´)ゞ

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結びの言葉

作業中止

今回は悪天候時の作業中止、また取るべき行動に関するお話をしました。

「山の天気は変わりやすい」は今も昔も変わりません。

ただ、天候を予測する技術はかなり発達してきています。

僕らがよく活用しているYahoo!の”雨雲レーダー”は本当にありがたいサービスですね(^^;)

ただ最終的な局面は各々の状況判断能力に委ねられるかと思います。

ひどくなる前に手を止めることも重要な危険回避行動だと思います。

作業時は周りも見つつ、空も見ながら安全に取り組みましょう!

以上参考なればうれしいです!

今回も最後まで覗いていただき、ありがとうございましたー(^^)/

とみー

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