山でメガネをよく無くす!とみーです!
さて今回は「雨を降らす雲は”2種類”ある」というお話。
夏と言えば「梅雨」。
2023年の梅雨明けもあともう少しというところでしょうか。
つい先日、とあるニュース番組のお天気コーナーであることを知りました。
それは、「雨を降らす雲は2種類しかない」ということ。
これ僕の中で正直大きな衝撃で、そもそも曇って何種類あるのかすら知らなかったんです。
基本一日中を野外で過ごす林業従事者として、「天気のことは知らないといけないことではないか?」と思ったわけです。
そんなわけで今回は、
- そもそも曇って何種類あるのか?
- 雨を降らす雲の特徴(見分け方)
- 天気の予測の仕方
について簡単にまとめましたので、ご参考にしていただければと思います!
よろしくお願いいたします(^^)/
そもそも曇には”10種類”ある
まず雲は基本的には10種類に分けることができ、これらを「十種雲形」と言います。
雲の種類の漢字をよく見ると「層」や「積」のつく雲が多いことにお気づきでしょうか。
これらには形が関係しておりまして、
- 「層」のつく雲はのっぺりと広がっていて、平らな感じがする雲
- 「積」のつく雲はモコモコしていて、空高くのびていくような雲
というようなイメージです。
そしてこの10種類の雲のうち、雨を降らす雲は『積乱雲』と『乱層雲』の2種類となります。
詳しく見ていきましょう!
雨を降らす雲は『乱層雲』と『積乱雲』の2種類
ではここから雨を降らす雲『乱層雲』と『積乱雲』について詳しく特徴をお話ししていきます。
『乱層雲(らんそううん)』 別名”雨雲”
まずは乱層雲についてですが、こちらは別名”雨雲”です。
ちなみにですが、「乱」が付くのは「雨を降らせること」を意味しています。
濃い灰色で重苦しく、太陽の光をさえぎって地上を暗くさせます。
温暖前線や低気圧の接近によって湿った空気がつくる雲で、風の流れによって刻一刻と形を変えていきます。
下の方にちぎれ雲がしばしば発生するのも特徴です。
『積乱雲(せきらんうん)』 別名”入道雲”
もっともよく名前を聞く雲なのではないでしょうか。
蒸し暑い夏の午後に激しい雨を降らせる、別名“入道雲”です。
かみなりぐもという方もいます。
地表近くからもくもくと上に発達している姿はまさに夏の風物詩という感じ。
(僕はこの雲を遠目から見るのが結構好きですね)
ときには高度1万mを超えることもあるくらい背の高い積乱雲ですが、1万mあたり(対流圏と中間圏の境界)に達すると、まるで天井にぶつかったように平らになって、横に広がります。
積乱雲の内部では上昇流と下降流が入り乱れていて、空気や水滴がこすれ合い、電気がたまっています。
これが放電したものが”雷”というわけです。
雲の形で天気を予測できる
雲の種類・形状を知ることで、天気を圧る程度予測することができます。
天気予報などでよく聞く「前線」の近くでは、多くの場合雨が降ります。
前線に近い所では、乱層雲などドンヨリとした低い雲が雨を降らせます。
前線から離れた上空の高いところには、雨を降らせない巻積雲(うろこ雲)・高積雲などが見られます。
このように、雲の形を継続的に観察してみると、自分が前線から近い所にいるのか、遠く離れた所にいるのかなども分かってきます。
前線に近い所にあるとされる雲が増えてきたとなると、雨の降り出しが近いということです。
逆に、前線から遠い所にあるとされる雲が見えてきたのであれば、すぐに雨が降る心配はないということになります。
結びの言葉
今回は、雨を降らす雲についてのお話しをさせていただきました。
林業の現場は基本は山。
山の天気は変わりやすいと言いますが、このようにある程度天気が予測できれば仕事の進め方も変えることができますし、何より安全確保につながると思います。
知っていて損はないかと思います。
そういえば先日、現場に雷が落ちました。
その日僕はお休みをいただいていたので、職場の方から聞いた話なのですが、ものすごい光景だったようです。
(現場内の杉の木に落雷したそうです・・・怖すぎです)
その際職場の方々は皆さん無事でしたが、そういうことが起こるのが林業の現場。
自分の身の安全を確保するためにも知るべき知識だと思いました。
皆さんも時間がある際は、お空を眺めてみるのはいかがでしょうか?
以上、参考になれば嬉しいです!
今回もとみーブログを覗いていただきありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・雲の種類は10種類!高さなどの特徴やめったに見られない珍しい雲もご紹介!|じゃらんニュース
・高さと形で決まる10種類の雲の名前|ウェザーニュース
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