どうも!とみーです!
さて今回は、「雨の匂いの正体」についてのお話。
早速ですが皆さん、雨が降ったとき、いつも感じるものってありますよね?
そうですね、あの独特な「匂い」ですよね!
(すみませんいきなり)
僕はこのなんともいえない匂いが結構好きでして、どこか心地よくて落ち着くと言いますか、懐かしさを感じるとい言いますか。
なんとなく分かるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕が思うにですが、この匂いは特に山で雨が降ったときに強く感じます。
(林業マンの特権?)
この匂いの原因は何なのか、なぜ雨が降ったら匂うのか。
気になっちゃったので調べたところ、「降り始め」と「雨上がり」で原因が違うんです!
ご興味のある方は是非とも覗いていただけたらと思います(^^)/
降り始めに感じる匂いの正体は「ペトリコール」
まず降り始めの時に感じる匂いの正体について。
ズバリこれは「アスファルトから漂ってくる匂い」です。
この匂いは、カビや排ガスなどを含むほこりが水と混ざり、アスファルトの熱によって匂いの成分が気体となったものです。
この匂いは「ペトリコール(Petrichor)」(ギリシャ語で『石のエッセンス』の意味)と呼ばれています。
(ギリシャ語おしゃん過ぎ)
まず雨粒が地面や植物の葉などに衝突したとき、細かい粒子を含んだ気泡(エアロゾル)が放出されます。
次に植物由来の油が付いたエアロゾルが乾燥した粘土質の土や石に当たる際、それらがもつ成分がエアロゾルの中に取り込まれます。
これが空気中に巻き上げられることによって独特の匂い「ペトリコール」となって、僕たちが感じる「雨の匂い」になるようです。
また、雨がまだ降っていない場所でも、不思議と雨を感じさせる匂いがすることがあります。
これは、雨が降っているところで匂いを取り込んだエアロゾルが、風などによって運ばれてきたことが一因と考えられています。
雨上がりに感じる匂いの正体は「ゲオスミン」
次に「雨上がり」に感じる雨の匂いについて。
こちらのこの匂いの正体は、「ゲオスミン(Geosmin)」(ギリシャ語で『大地の匂い』の意味)という有機化合物です。
ゲオスミンは土の中にいる放射菌の一種である「ストレプトマイセス属」というグループの細菌が死んだときに放出するものだと言われています。
放射菌と人間の関係はとても強く、現在知られている天然の抗生物質のうちの三分の二は、放射菌に由来しています。
ちなみに、結核に対して特効薬として知られていた「ストレプトマイシン」も、この細菌の名前「ストレプトミセス」からとられたものです!
「なぜ雨上がりに匂うのか」についてお話しします。
雨粒が落下すると、非常に細かな空気を含んだ泡が跳ね返ります。
この泡に先ほどお話ししたゲオスミンが含まれていて、風に乗って人間の鼻へ運ばれ、においを感じ取っていると考えられています。
非常に細かな空気を含んだ泡の跳ね返りが起こるのは、弱い雨のときです。
なので小雨の時ほどよく匂うということですね。
ちなみに、人間のゲオスミンに対する嗅覚は、なんとサメが血液を感知する嗅覚よりも鋭いのだとか!
なんのために鋭くなったのか・・・不思議です!
結びの言葉
いかがでしたでしょうか。
雨の降り始めの匂いは「ペトリコール」、雨上がりの匂いは「ゲオスミン」がそれぞれ関係していたというお話をさせていただきました。
僕はこれらの匂いは小さいころから記憶にあります。
小学生の頃、通学路や家にいるときに雨が降っていてふと窓を開けたとき
新潟のおじいちゃん家に行ったとき
そして今
場面はたくさんで上げきれませんね。
確かなことは、「いつも心地よい気持ちになっていた」ということです。
これからどれだけ年を取ってもこの匂いを感じ続けて、過去の懐かしさに浸るんでしょうね。
皆さんも雨の日は、是非とも匂いを感じて癒されていただきたく思います。
雨の日は嫌なことだけではありませんね^ ^
以上、参考になればうれしいです。
今回もありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・“降り始め”と“雨上がり”で違う!? 「雨の匂い」の正体は?|ウェザーニュース
・雨の匂いの正体は?|京都リフレ新薬
・雨上がりの土の匂いは4億年続く微生物の生存戦略だった|ナゾロジー
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