手が年中暖かい。とみーです。
今回は、『バイオフィリア効果』という”自然の力”についてのお話。
先日「オフィスコムマガジン」の記事で「バイオフィリア」という言葉を目にしました。
知らん言葉でしたのでいろいろと調べたところ、自然好きには非常に興味深い内容でしたので皆さんにもお伝えしたいなと思った次第です!
僕たちが生きるこのご時世は超ストレス社会。
人間関係・仕事・疫病など僕たちは内からも外からも多くのストレスを受けてます。
そんな時って皆さん、日常から解放されるため、自然に癒しを求めることありませんか?
大自然のきれいな空気を吸ったり、風の吹く音や小鳥のさえずり、小川の流れる音などを感じ、心身ともに癒された経験がある方は多いのではないでしょうか。
これこそ「バイオフィリア効果(Biophilia Effect)」というものが関係しているんです!
バイオフィリア効果(Biophilia Effect)とは
「バイオフィリア効果(Biophilia Effect)」とはなにか、早速結論です。
自然には人間を元気にする効果がちゃんと存在するんです!
気のせいではありませんでした!
森や草木、お花の匂いを感じたり、ただ自然の中に身を置いているだけで心身が癒される感覚を感じたことはありませんか?
このように、自然が人間の心理や身体に与えるポジティブな影響について、アメリカの社会生物学者 エドワード.O.ウィルソンという方が1984年に「バイオフィリア仮説 (the biophilia hypothesis)」を提唱しているんです。
人間には生まれつき「自然や生物とつながりたい」という欲求が備わっているために、自然の中に身を置くことで不安やストレスが減少したり、物事を明晰に考えられるようになったりするといった現象が起きると仮設する。
エドワード.O.ウィルソン(1984 Biophilia)
その後1964年に、ドイツの社会心理学者 エーリッヒ・フロムによって「バイオフィリア (Biophilia)」という概念が提唱されました。
後に改めてウィルソンによって、その概念は広く世に知られるようになったのです。
ちなみにバイオフィリアという言葉は、
「バイオ = 生命・生き物」と「フィリア = 愛好・趣味」
を組み合わせた造語で、「生物・あるいは生命のシステムに対する愛情」を意味する概念です!
自然が人間に与える影響とは? 科学的エビデンス
では実際にどのような効果があるのか。
実はバイオフィリア仮説を直接裏付ける遺伝子が発見されてはいません。
しかし、人間の脳が自然からの刺激に敏感に反応するという科学的エビデンスは多くあります。
これらのように、我々人間は自然に触れることでストレスから回復できるということが科学的に立証されるようになりました。
また、2003年に科学的エビデンス基づいた森林浴「森林セラピー」を提唱した千葉大学 環境健康フィールド科学センター 宮崎良文教授は以下のように述べています。
「人間は(進化の過程の)99.9%の時間を自然の中で過ごしてきため、生理機能はまだ自然に対して適応している」
千葉大学 環境健康フィールド科学センター 教授 宮崎良文
結びの言葉
今回はバイオフィリアについてお話ししました。
このようにきちんとエビデンスがあって、自然には良い効果があると知れて、僕自身ほっとしたというのが正直なところ。
僕は林業従事者で基本的には山という自然の中にいるので、自然の恩恵をかなり受けている方だと思います。
というより実感しています。
健康を維持できており、メンタル面も安定し、比較的ストレスもなく(ゼロではないですが)日々を過ごせています。
これも自然の力が僕を癒してくれているに違いない!
こういう話をすると、また妙高のじいちゃんちがあった場所に行きたくなるんですよね~(^^♪
今回は以上!
参考になればうれしいです!
今回も最後まで覗いていただきありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・バイオフィリア効果を活かして働きがいのあるオフィスを作る!バイオフィリックデザインとは?/オフィスコムマガジン
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