どうもとみーです!
2022年5月26日、Yahooニュースで森林ジャーナリストの田中淳夫さんの記事を見ました。
記事タイトルは、
『ロシア材ストップでウッドショック事情は変わったか(Yahooニュース)』
というもの。
結論、ウッドショックは落ち着くめどが立たない模様。。。
また今後の日本の林業について触れていたのでご紹介したいなと思ったのと、僕自身の今後の心構えについてお話ししたいなと思います。
ウッドショックは昨年と今年で原因が違う
昨年までの原因
まず昨年の春ごろから急速に木材不足に陥り価格も上がった理由として筆者は、
「アメリカの木材の需給バランスが崩れたこと」
を挙げています。
コロナ禍で木材の需要は減ることをみこして生産量を絞っていたら、戸建てを建てて人とのディスタンスを保ち暮らしたいという要望から逆に建築需要が高まったんです。
このことで国内での建築材を回すので手一杯になったアメリカは他国へ輸出しづらくなってしまったんですね。
しかしのちにはバランスを取り戻して、今年3月ごろには価格も落ち着くだろうといううわさも上がっていたと言います。
しかしそうはなりませんでした。
今年の原因
今年の原因はがらりと一転し、ロシアのウクライナ侵攻にあります。
今回の一件によりウクライナはもちろん、ロシアの貿易はかなり滞り始めました。
もともと日本はロシアからの輸入量はそれほど多くはないんです。
品目別でみると合板用の単板不足が合板価格を吊り上げる程度です。
ただ世界規模で考えますと各国ロシア以外の調達先を探しだし、争奪戦になります。
巡り巡って日本にも影響が出てきているというわけです。
国産材に期待がかかる
日本の林業界に大きなチャンス
今後も国内の木材供給不足は続くと見込まれます。
これにより国内の林業は増産体制を構築しようという動きが出てきているようです。
林野庁も、今年度の予備費からロシア材から国産材への転換に伴う原木・製品の運搬や一時保管、設計・施工方法の導入と普及を臨時的に支援する「国産材転換支援緊急対策事業」を予算化しました。
今日本の林業界に大きなチャンスが来ていると考えられます!
課題である「人手不足」
チャンスだけではなく、課題もあります。
それは常々言われている『人手不足』です。
ちなみに現状の林業従事者は45,000人ほど。
林野庁の情報を見ますと、伐倒・造材・集材従事者の推移は近年増加傾向になりましたが、
育林事業者がなかなか増加しない状況です。
木を育てる人が増えなければ、結果生産性は上がりません。
そのためには先日ブログでもお話しさせていただきました『スマート林業』の浸透が急務であると僕は思います。
スマート林業が広まれば育林事業者を志す方が増えるかもしれません!
結びの言葉
ウッドショックはまだまだ続く見込みということが分かりましたが、同時に日本の林業界に久々のチャンスが来ていることも今回分かりました。
そのチャンスをものにするためにはどうしても人の力が必要です。
僕はその現場の最前線にいると思っています。
そんな僕にできることは、
これからも林業の魅力を発信し、同志を増やすことだと思います。
前回と同じことを言っています(^^;)
まだまだ実力不足ですが早く技術を身に着け、僕にできることを探し続けます。
そして身体を大事にするぞ。身体は資本だからな。
(最近無茶をする自分に言い聞かせています)
以上参考になればうれしいです!
本日もありがとうございましたー(^^)/
とみー
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