こんにちはーとみーです(^^)/
今回のテーマは「日頃やるべきチェーンソーのメンテナンス」についてです。
林業従事者にとってチェーンソーは商売道具。
DIYなどで使用されている一般の方々もいらっしゃるかと思います。
自分の愛機を長期的に使用できるように、日頃やるべき最低限のメンテナンスの項目を解説していこうと思います。
なお、今回の解説で使用したチェーンソーは以下のものになります。
STIHL製 『MS250 2.3 kW エコノミーコンパクトチェンソー』
ごく一般的なチェーンソーで解説していますのでよろしくお願いいたします!
メンテナンス必要物品(清掃用具)
では始めます!
まずはメンテナンスで使用する以下の物品を用意しておきましょう。
丸やすりに関しては、チェーンソーのサイズによって異なる場合があります。
ご自身の使用しているチェーンソーの規格を必ず確認するようにしてください!
メンテナンス項目
エアクリーナー
まずはエアクリーナーから説明していきます。
チェーンソー背面部分のカバーを外し、エアクリーナーを取り出します。
エアクリーナーを取り外す際は、チョークレバーを引いて(閉にして)、気化器(キャブレター)の中にゴミが入らないようにしてください!
写真のエアクリーナーはかなり木くずが付着していますね。。。
ブラシで取り除いてください。
キャブレター
エアクリーナーを外した際にその下のキャブレター周辺のごみも掃除しておきます。
ダイアフラム部分がきちんとへこむかを確認してください。
きちんとへこめば適切に燃料が送れていることになります。
スパークプラグ
まずゴムプラグキャップを外して、プラグレンチを使用し、スパークプラグを取り出す。
規格は機種の排気量によって異なります。
全体を見て、汚れていたらブラシ、ウエス等でふき取ってください。
スパークプラグは焼けすぎていても(電極部が白くなる)汚れていても(黒くなる)いけません。
『ねずみ色』に焼けている状態が最良です。
また上部の電極の隙間部分を確認しましょう。
すり減って消耗していると引火しなくなってしまう為、交換する必要があります。
燃料フィルター
燃料給油口のキャップを開け、フィルターを取り出し、異物が付着していないか確認してください。
異物が付いていた場合はブラシなどで除去します。
この時燃料がこぼれないように注意してくださいね。
チェーンオイル給油口
こちらも燃料フィルター同様、チェーンオイル給油口のキャップを開け、フィルターを取り出します。
異物等付着していたらブラシで除去してください。
バイオチェーンオイルが入っている場合は抜き取るようにしてください。
スポイトなどがあれば便利です。
マフラー
マフラーを取り外し機器との接触部分などに木くずが付着している場合はブラシ、ウエスなどで除去するようにしてください。
マフラーの置く側にはピストンシリンダーが見えます。
スターターロープ
スターターロープは摩耗による擦り切れがないかを確認し、必要に応じて交換するようにしてください。
刃の目立て
刃の状況を確認し、目立てが必要な部分に丸やすりをかけます。
この際ソーチェーンの規格によって使用する丸やすりのサイズが異なる為、あらかじめ適性のサイズを確認し使用するようにしてください。
また刃に対してやすりを当てる角度も30°を意識してかけるようにしてください。
30°を意識してヤスリ掛けするには、オレゴンの「アングルプレート」を使用するとよりヤスリをかけやすくなりますよ!
スプロケット
ガイドバーのカバーを開けてスプロケット周りのゴミを取り除きましょう。
またグリスガンを使用して、スプロケット中央部分の穴にグリスを注入しましょう。
こうすることで、ソーチェーンが効率よく回転するようになります。
結びの言葉
メンテナンスは、
- 使用前の意変に気づき対処する
- 清潔に保つことで長期的に使用できるようにする
以上のことが目的となります。
今回の内容はあくまで日常の最低限のメンテナンス項目です。
使用中なにか異変を感じたり、メンテナンス中に破損を確認したらただちに修理に出すようにしましょう。
また定期的にショップなどに持ち込み、プロの目でメンテナンスしてもらうこともおすすめです。
自分の愛機、大切にしていきましょう!
以上参考になればうれしいです!
どうもありがとうございましたー(^^)/
とみー
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