時間があれば散歩したい!とみーです!
今回は「ソーチェーン」についてのお話です。
先日、職場の先輩同士がこんな会話を繰り広げていました。
〇〇株式会社の××さんはチゼル使ってるんでしたっけ?
チゼルは手入れ大変だから自分は使わないなあ~。
そのときの林業2年目の僕の反応としては、
「チゼル?ほえ?( ゚Д゚)」という感じでした(悲)。
そして自分がどんな形状のソーチェーンを使用しているのか考えたこともありませんでした!
これはいかんと思いまして、自分でまとめることにした次第です。
そして調べると、なんと5種類もあるのかとびっくり。
形状により切れ味が変わってくることが分かりました。
今回の記事はソーチェーンでかなりのシェアを占めている「Oregon(オレゴン)」さんの情報をもとにまとめてみました。
僕のように、ソーチェーンの種類についてあまり詳しくない方にとって参考になれば幸いです(^^)/
ソーチェーンの種類(カッター形状)
今回紹介するソーチェーンの種類は以下の5種類です!
それでは順番に解説していきたいと思いますっ(`・ω・´)ゞ
チッパー(丸刃)
カッター全体が丸みを帯びたタイプ。
ソーチェーン発明当時の形に最も近いもの。
切れ味の持続性、目立ての簡単さ共に最も優れています。
マイクロチゼル(半丸刃)
チッパーの特性を損なわない程度に、切れ味を向上させるように形状変更したタイプ。
木材の切断面の毛羽立ちが少ない、日本の林業では多くのユーザーに好まれているメジャーな形状。
最もポピュラーなやつです!
ちなみに僕もこのマイクロチゼルタイプのものを使用しています!
セミチゼル(半角刃,半丸刃)
マイクロチゼルの切れ味をもう一段高める為に、切れ味が最も良いチゼル(後述します!)の形状に設計を寄せたタイプ。
セミチゼルは、マイクロチゼルとシャンファーチゼル(後述します!)の中間となる形状。
両者と混同されがちですが、ソーチェーンメーカーのオレゴンでははっきりと区分けしています。
シャンファーチゼル(半角刃)
セミチゼルとチゼルの中間になる形状と性能をしたタイプ。
切れ味、目立ての簡単さ共にセミチゼルに近く、切れ味に優れています。
シャンファーとは英語で「面取り」の意味。
その名のとおりチゼルの外角を面取りした形になっています。
チゼル(角刃)
はっきりと角が立った外角をしているタイプ。
切れ味に特化した形状で上級者の方の使用頻度が高いものになります。
特殊な形状をしているため、目立ての際には特殊なヤスリ(角ヤスリ)を使用します。
ちなみに角ヤスリの代表的なものとして、以下の3つがります。
ご参考までに。
またこの刃のデメリットとしては切れ味の持続性は低く、目立ても難しいという点があげられます。
プロでもマイクロチゼルの使い易さと好みが分かれるようです。
使用する際はその特性を良く把握し、自身の仕事内容と照らし合わせてからの方が良いでしょう。
切れ味順位
上記のことを踏まえて、切れ味順位は以下の通りになります!
切れ味で言いますと、チゼルが一番特化したソーチェーンということになります。
しかし前述した通り、チゼルは切れ味の持続性は低く、目立ても難しいというデメリットもあります。
特性の理解、仕事内容と照らし合わせて選択することが重要です!
結びの言葉
いかがでしたでしょうか?
結果、ソーチェーンは5種類。
これらから選ぶポイントとして、仕事内容、切れ味、持続性、手入れのしやすさなどを考慮する必要があります。
自分の仕事のスタイルに合ったものを選ぶようにしたいですね。
またご注意いただきたいのは、自分のチェーンソーの性能(排気量やガイドバーの長さなど)に合っているかを確認するようにしましょう!
合っていないものを使用すると故障の原因になります。
チェーンソーとの互換性に関しては、メーカーカタログや直接取り扱い店に確認するようにしてください(※参考までにオレゴンのカタログリンクを一番下に貼っておきます)。
それにしても、刃物は奥が深い!
以上、参考になれば嬉しいです。
今回も覗いていただき、ありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・Oregon(ホームページ)
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