まいど、とみーです
林業では作業中必ず「作業用ヘルメット」を着用します。
作業用と付けたのは、ヘルメットにも自転車用・バイク用・登山用などいろいろあるからですね。
僕ら林業の分野のように仕事の場面で使用されているヘルメットは「作業用」となります。
僕は職場から2種類のヘルメットを支給されています。
「DICプラスチック株式会社/DICヘルメット」
「Pfanner(ファナー)/プロトス インテグラルフォレスト」
今回製品の詳しいお話しは割愛させていただきますが、後者の「ファナー」は数ある林業用ヘルメットの中でめちゃくちゃに良いやつです!
製品の詳しい説明に関してはまたの機会にでも!
で、これらのヘルメットを支給されたときにふと思ったのです。
「何が違うの?」
もちろん見た目全然違いますね(笑)
ですが「使う場面をどのように分けるのかな」とふと思いまして、先輩に聞いてみたのです。
するとなんとヘルメットは厳密には3種類あるようなんです!
どうやら仕事の内容によって違うのだとか。
ちょっと気になったので調べてみました(^^)/
産業用ヘルメット 3種類
早速結論ですが、産業用ヘルメット3種類は以下の通り!
ヘルメット(保護帽)は、「厚生労働大臣が定める規格又は安全装置を具備しなければ、譲渡し、貸与し、又は設置してはならない(労働安全衛生法第42条)」という決まりがあります。
保護帽を製造・輸入した者は、登録型式検定機関が行う型式検定(サンプル抽出したものを検定する)を受けなければならなりません(労働安全衛生法第44条の2)。
これら3種は「厚生労働省」の規格に基づいて区分されているんです!
そして重要なのが、作業の場面によって使い分ける必要があるということです。
では順番に解説していきます!
飛来・落下物用
我々林業マンの仕事は伐採業務が中心。
その際、枯れたり折れたりした枝が頭に落ちてくることがあります。
そんな場面から守ってくれる性能を持つものがこの「飛来・落下物用」のヘルメットとなるわけですね。
どのような作業がこの規格にあたるのか、ざっと書きます。
墜落時保護用
DICプラスチック ヘルメットライナー・穴付白/スモークSYA-CV
こちらは高所作業がある場合に被るものです。
ビルの窓を清掃する業務や、大工さん、鳶職さんなどが分かりやすいところでしょうか。
またトラック運転手さんなどで、荷物の積み下ろしをする際にもこの規格のヘルメット着用が義務づけられています。
ちなみにですが、僕のDICプラスチックさんのヘルメットは「飛来・落下物用」と「墜落時保護用」の作業でも使用できます。
「墜落時保護用」対象の作業は以下の通り。
電気用(7000V以下)
DICプラスチック ヘルメット 電気用対応・透明ひさし・保護シールド面・スチロールライナー付 SYA-CS-SFE-K9A-A-WH-S
こちらは使用電圧7,000V以下の電気工事に使用できるヘルメットとなります。
頭部への通電を防ぐため、ヘルメットに通気孔が開いていないのが特徴です。
「それって夏場かなり頭皮辛い状況なのでは?」
と思った方多かったのではないでしょうか。
最近は、頭部の蒸れを防ぐように工夫したヘルメットも多く発売されているようです。
林業での使い分け
ヘルメットには作業によって3種類に分けられることが分かりました。
では林業においてはどのように使い分ければいいのか。
「FOREST JOURNAL」では以下のように語られています!
僕の場合、普段の伐採作業では、「ファナー」を使用し、枝打ちなど高所作業をする場合は「DICヘルメット」を着用するといった具合だと思いました!
結びの言葉
今回はヘルメットのお話をさせていただきました。
おさらいしますと作業用ヘルメットは3種類に分類されます。
林業は本当に災害の多い産業で、ニュースでも「伐採作業中の林業従事者が事故に・・・」などというニュースが後を絶ちません(辛い)。
「何かあったときに備える」ことはいつ誰にでもできます。
何かあったときに最小限の被害で抑えること。
そのためには安全具を場面ごとに適切なものを選択して使用するということも忘れてはいけません(そもそも何も起こらないようにしなければいけませんが)。
今回はふと思ったことから、自分の気を引き締めることができました。
皆さんの参考になれば本当に嬉しい限りです。
どうか、ご安全に!
今回も覗いていただきありがとうございましたー(^^)/
とみー
【参考サイト】
・FOREST JOURNAL 「ベテランフォレスターが徹底比較! 現場目線で語るアイテム試着レビュー【ヘルメット編】」
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