こんにちはーとみーです!
今回は獣害対策で使用する、『忌避剤 ランテクター』についてお話します。
現在造林作業でシカの食害を防ぐ忌避剤散布を実施中。
そこで使用した薬剤が『ランテクター』。
この忌避剤もなかなか独特な香りを放ちます!
この記事では以下のことについて触れていきますね。
- 忌避剤とは
- ランテクターの成分と使用方法
忌避剤とは
まず『忌避剤(きひざい)』とはなんぞや?と思われる方へ説明します。
忌避剤とは、
シカやウサギなどが植えたてのスギの苗などを食べないように撒く薬のことです。
シカたちも食べ物がないとスギを狙いに来るわけですね^^;
こちらとしてはシカたちには申し訳ないですが、スギを何十年も守り続けて、大きく育てないといけないので!
心を鬼にして忌避剤を撒きます!
ランテクターについて
ランテクターは「たまご」が主成分
そして今回使用しているのは、『ランテクター』というもの。
製品カタログはこちらをクリックしてください!
※製品カタログは『大同商事株式会社』よりダウンロードできます。
このランテクターは保土谷アグロテック株式会社が製造している忌避剤であり、
「全卵粉末80%、鉱物質微粉等20%」
要するに卵(たまご)を主成分としたものです。
ですので以下のメリットがあげられます。
- 環境にやさしい
- たまご由来なので回数制限がない
そしてこのランテクター、やはりたまごの臭いがします!
なかなか独特なにおいを放つため、シカさんが逃げるのもなんとなくわかります。
たまに散布中ご飯が欲しくなる時がある(疲れが出ている時だと思う・・・笑)
使用方法
使用方法について説明します。
薄い黄色の粉末状のランテクターを10倍希釈で水に溶かし、スギの苗(2年目)1つに対し2gを噴霧器を使用して散布します。
注意していただきたいのが、以前ご紹介した忌避剤のコニファーは白い色がつくのに対し、ランテクターは一度撒いたら少し黄色っぽい色はつきますが、よく見ないとわからないレベルです。
ランテクターは撒いた場所が分からなくなりがちなのです!
撒く際はきちんと個々の作業範囲を確認することが重要となります。
あらかじめ決めておかないと、同じ苗に別の人が何度も撒いてしまい、無駄に消費してしまうという事態が起こります。
僕は撒く範囲を間違えて、よく怒られます(;^_^A
皆さんも使用時はきちんと作業範囲の確認をして下さい。
結びの言葉
今回は忌避剤『ランテクター』についてご紹介しました。
撒く際はきちんと作業範囲を確認し、心をこめて撒くようにしましょう。
僕もこれからも一本一本丁寧に、念を送って撒きますぞ!
現場からは以上です!
ありがとうございましたー(^^)/
とみー
コメント