ももが筋肉痛です!とみーです!
今回は、『カプスガードプラス』という忌避剤について。
先日、FORESTJOURNALで取り上げられていた獣害対策アイテムがやばそうです。
(良い意味ですよ!)
植えられた苗木がシカなどに食べられないように撒く忌避剤ですが、現在いろんなものがありますよね。
そんな中でも今回のカプスガードプラスは、「唐辛子の20倍の辛み成分」を原料としているということで、かなり辛そう(笑)。
非常に気になりましたので、調べてみました。
忌避剤『カプスガードプラス』のポイント
まずカプスガードプラスの概要は以下の通り。
辛みの正体は「カプサイシン」。
商品名からして辛そうですもんね。
また希釈不要で、開封後そのまま噴霧器に入れてすぐ使用できるのはありがたい点だと思います(^^)/
”トウガラシパワー”で効果はバツグン
気になるのはその効果。
FORESTJOURNALでは製造元の物林株式会社と、自社で「育林」から「林業」、「製材」、「プレカット」、「建築」まで、すべてを一手に手掛ける栃木県の株式会社栃毛木材工業、国土防災技術株式会社の共同試実証試験の結果が紹介されていました。
試験場所は森林被害度*(シカ密度)レベルでいえば、1〜4段階のうちの最高レベルの「被害度4」の栃尾木材工業の社有林。
※平成24年3月版『森林における鳥獣被害対策のためのガイド -森林管理技術者のためのシカ対策の手引き-』より
いままで使用していた忌避剤は全く効果がなく、植林しても全滅するため山が育たず、林業生産コストと手間が増大し、さらには営林意欲の低下も招いていた状況だったとのこと。
(気持ちすごい分かります)
そこに今回のカプスガードプラスを使用したところ、全滅を免れ、なんと5〜6割もの苗が残ったというのだかた驚きです!
シカも唐辛子の20倍の辛さは厳しかったようですね。
(僕も絶対に無理)
日本初”ノンケミカル”の忌避剤
これまでの忌避剤は希釈するタイプかつ低毒性の化学薬剤のため、散布液を調製するときも散布時も、保護眼鏡と防護マスクは欠かせませんでした。
一方カプスガードプラスなら、天然由来なので防護マスクは必要はありません。
人と人との距離を20mほど置く配慮で済みます。
辛み成分でできているので、触れるとピリリとするみたいです。
風下に立たないように気を付ける必要がありそうですね(^^;)
『ハンドスプレータイプ』にも期待!
『ハンドスプレータイプ』についても研究中のようです。
確かにハンドスプレータイプのものがあれば、気になった苗木にその場でシュッと吹きかけることができ、食害をより防ぐことができるかもしれません。
乞うご期待!
結びの言葉
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したカプスガードプラスは「カプサイシン」を利用したものでした。
これ正直、シカに限らず誰もが無理でしょう(;’∀’)
こういうのはテレビのバラエティー番組でしか見たことがなかったですが、林業の現場で実際に活躍しているんですからバカにはできません。
むしろ効果がしっかりと実証されている上に、環境面や人体に及ぼす影響が極めて少ない点もいいなと感じました。
また物林株式会社さんよると、使用方法に関して「鹿ネットに噴霧してみたり、今後も実証試験を続けながら模索している状態」とのことです。
シカの食害を食い止める救世主となってほしい!
ちなみに僕は辛い食べ物、人並みに好きです!!!
(「大好きです」とか「ココ壱番屋では10辛しか食べない」とかじゃないのかよそこは)
以上、参考になれば嬉しいです!
今回も当ブログを覗いていただき、ありがとうございましたー(^^)/
とみー
『カプスガードプラス』の問い合わせはこちら>>「物林株式会社」お問い合わせフォーム
【参考サイト】
・トウガラシが山を救う!? 高効果&低コスト&環境低負荷の獣害対策アイテムとは?|FORESTJOURNAL
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